暑がり（いじめっ子）

「あー…アンタか…お帰り…。」
「ただいま。…すごい汗じゃない？」
「こんなに暑いからしょうがないだろ？あーもー…それにしても、あっちーなー…！」
「アンタ忍のくせに鍛錬足らないんじゃないの？」
「うるさい！暑いモノは暑いんだよ！大体普段からチャクラ使ってまで体温コントロールなんてしたくない！」
「あ、そ。」
「ほら、見てるだけで暑苦しい格好は、さっさと脱ぐ！もう家なんだから口隠す必要なんかないだろ？」
「ふぅん？」
「なんだよ！いつもはそれ取ってるじゃないか！」
「ま、いいけど。」
「水風呂でも入ってくるか…。あ、麦茶冷蔵庫に入ってるから、飲んどけよ！」
「後でね。」
「…なんだよ！離せ！暑い！」
「脱がせたのはアンタでしょ？」
「なっ！？」
「水風呂ねぇ…？シャワーでも浴びようか？」
「一人で入れ！」
「駄目。ほら、涼しくなりたいんでしょ？」
「お前と一緒に入って涼しくなれるわけないだろ？」
「でも、誘ったのはあんただしねぇ？」
「誘ってなんか…！」
「汗、すごいねホントに。」
「んっ…！何処触って…！」
「かわいー声。…ほら、いくよ。」
「離せー！」
＊＊＊＊＊
「あ、あ、…っ！」
「ほら、水、冷たいでしょ？」
「ふざけ…っうぁ…っん！」
「アンタの中は熱いけどねぇ？ふふ…。」
「や、ぁ…っ熱い…んんっ！」
「ちょっと！あ、…くっ！」
「…は…っ！」
「ちっ持ってかれた…！」
「ざ、まーみろ…！」
「アンタそんなカッコでそんなコト言ったらどうなるか位知ってるでしょ？」
「え…？あぁっ！」
「そんなに、俺が欲しいなら好きなだけあげるけどね？」
「いらな…ぁっ！…くっ…お前だって、そんなに汗かいてるじゃないか…！」
「そりゃ、アンタが熱いからね？ほら、いいから集中しなさいよ。」
「あぁっ！」
＊＊＊＊＊
「何やってんだかもう…。」
「アンタひ弱だねぇ。やっぱり。」
「…るさいっ！暑いのにあんなことするから…くっ！」
「ほら、いいから寝てなさいよ。早く治してよね？」
「あったりまえだ！アカデミーは休みでも受付が…」
「後でまた相手してもらうから。」
「はぁ！？」
「じゃ、飯適当に用意してくるから。」
「ちょっ待てって！…なんだよもう！帰ってくるなり…！」
「アンタが誘うのが悪いんでしょ？」
「誘ってなんか…！」
「アンタ外出るの禁止。無意識でそんな顔して歩いて…！もう外に出さないから！」
「なんだよそれ！…いいから飯！お前のせいなんだからな！」
「ま、いいけど、食べたら覚えてなさいよ…？」
「はぁ…わがままばっかり言いやがって！」

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夏の痴話げんかいじめっ子風味。
この後あんまりわがままなので、イルカてんてーの鉄拳制裁が加えられたり、その後仲直りと称してまたイチャイチャして結局出勤が危ぶまれたり…！とまあいつも通りでしたとさ！
ではではー！ご意見ご感想などお気軽にどうぞー！！！