秋の訪れ(いつでも側に…)

「昨日まであんなに暑かったのに…!ああ…もう秋なんですね…!」
「そうだな。」
「あ、秋といえば…!」
「…年中発情期の貴様のたわごとに付き合う気はない。」
「ああん!以心伝心!さすが俺の魂の片割れ!永遠の伴侶…」
「黙れ。…いいか?今は秋だ。つまり新学期だ。…いそがしいんだよ!」
「はぁい!勿論…!そんなお疲れのイルカ先生を癒すために!がんばります!!!…い・ろ・い・ろ…一杯!!!」
「とりあえず脱ぐな。服を着ろ。何度も言うが、貴様の相手をしてやる暇さえないほど…俺は忙しい。」
「秋…輝くこの季節に食べごろのイルカ先生…!」
「ちっ!…おい駄犬!」
「はぁい!俺はアナタだけの犬…!」
「労わる気が本当にあるなら、茶の一つも淹れてこい!」
「はいどうぞ!」
「…言い忘れたが妙な物混入してないだろうな…!?」
「いつも通り!愛情たっぷりです!!!」
「そうか。…まあいい。」
「ど、どうですか…!」
「ちっ!褒めてほしそうにするんじゃない!まあ、美味い方だ。…無駄に脱ぐ貴様のせいで味が落ちたがな。」
「そ、そうですか…!でもぉ…俺としてはイルカ先生の美味しさにかなう物なんて…!」
「俺は食いもんじゃねぇ!…邪魔するなら…!」
「な、なにされちゃうのかなぁ…!!!」
「…秋だからな、俺は恒例の慰安旅行に行く。」
「ええ!?間男どもの群れに俺の大事な大事なイルカ先生が…!だめぇ!そんなのだめですー!!!」
「泣くな!鬱陶しい!大体なんで最初にいつも間男なんて…俺は男だ!」
「ああんもう!真っ赤になって怒ってるイルカ先生…!最高に色っぽいです!そんなイルカ先生を狙う不埒な輩は俺が瞬殺…」
「だまれ!しまえ!脱ぐなといっただろうが!…何の脈略もなく脱ぎやがって…!」
「つい興奮して!」
「いつもだろうが!…いいか、良く聞け。アカデミーでも貴様の行状は知れ渡っている。俺についてくるのは確実だと。…だからこそお前のせいで俺は…参加できなかったんだ!」
「えへへー!俺たちらぶらぶですもんね!」
「だれがラブラブだ…!?貴様の一方的なセクハラのせいで俺は…!」
「もう全世界に俺のイルカ先生は俺のモノだって知れ渡らせたいなぁ…!」
「妄想を垂れ流すのはいい加減…!いや、まあいい。…つまりだ。」
「はい!アカデミーでも勿論もっと間男の警戒を強めます!!!人妻って…しかもこんなに色っぽくてステキなお尻のイルカ先生は…とってもとっても危険ですもんね!!!」
「だれもそんなコト要求してねぇ!そもそも誰が妻だ…!くそっ話が進まん!…つまり、貴様の行状如何によっては、アカデミー教師だけで行くはずの慰安旅行に貴様を連れて行ってやらんでもないというコトだ!」
「おおっぴらに着いてっていいんですね!ま!許可なんてなくてもいつでも一緒ですけど!だって俺はイルカ先生の魂の…」
「だまれ!…いいか?俺は言ったはずだ!貴様の普段の行い次第だとな!」
「はぁい!…愛をたっぷりいつも通りイルカ先生の中に注ぎ込みたいと思います…!!!」
「うぎゃあ!貴様…!旅行に行きたくないのか…!」
「行かせたくないですー!…俺に黙ってイルカ先生を連れ出して何するつもりだったんだか…!俺がそんな情報すらつかめないなんて…まさか情報操作でも…!?」
「恒例だからわざわざ大騒ぎしないだけだ!俺はただ温泉でゆっくり…」
「温泉お色気イルカ先生…!楽しみですね!」
「…行く気。だな?」
「え?イルカ先生が行かないなら行きません!でも行くんなら間男どもを殲滅しないと!」
「…色々突っ込みたい所はあるが、いいか!なら俺の邪魔をするな!コレが終わったらもうそろそろアカデミー祭の準備だってあるんだ!」
「はぁい!お祭イルカ先生もいいなぁ…ゆかたで…しっぽり…!」
「…とりあえず、妄想に浸ってる間は大丈夫か…!?」


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秋も元気に変態さん!
慰安旅行とかいいつつも、温泉に結界とかあたりして色々で恐ろしいかもしれません!
ではではー!ご意見ご感想など、お気軽にどうぞ…!

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